4月20日(金)、母の施設へ。

母から、持ってきてと言われた「源氏物語・7巻」や 歌の本……に、
職員さんにあげる白フジの苗木、咲き始めたデンドロビュームや大輪トキソウ、改良種のスミレを持ってJRに乗り、
施設へ着いて窓辺に花を……。
(文字を読みたい・歌いたい……という気になれるほど、この数ヶ月は母の意識状態が良かったのです。) ボクは施設近くの病院へ、4月18日(水)・日赤の話しを院長に報告。
(紹介状の返事は、まだ来ないとのこと。)「日赤さんに、痛みを取る薬を探してもらえれば有りがたい、日赤の退院後はウチで受け入れましょう。患者さんとは
長い付き合いなのだし……。」と、病院長。
「ありがとうございます。宜しくお願いいたします。」と、ボク。(少し、ホッとしました。)
4月24日(火)の午後、施設長からの留守電を聞き……。 母が掛かりつけの病院長から、「日赤のベッドが空いた」との連絡が……と。
(寝耳に水でした!) 朝、3ワンを外に出した時に、桜の花・ウグイスの声が。「天候を見ながら母の移送日を決めよう」と思っていたのに……。
日赤に確認したら、「あさっての11時に入院を……。」とのこと。
「南三陸町、地元の桜を母に見せられない……。」(医師は、母に1年後は無いと……。) 「短時間だけど、花見に帰れそうだヨ!」と、母に話した矢先ですから、
やっと母の願いが叶うと思っていたボクは、放心状態……。
知人へ、母の入院を知らせに街を走っていた夕方。 忙中、閑あり……久しぶりに、

祖母ランの息子(バド=右)と、娘アリスの息子(ボビー=左)に会いました。
(ボニーの弟ボビーにも、脂肪腫が出たとのこと。)
捨て仔だったノアちゃん(MIXメス)も飼っていて、
ボクと同じく3ワンSなのです。
(飼い主さんとは、ゆっくり話せず、すぐに失礼し……。)
4月26日(木)、母入院の日。
朝方から、雨降り。嫌な天気……。
自転車で、駅へ行く道は、晴れてくれた。
(オコナイが悪い割りに、ボクは晴れオトコなのです。)
満開の君子蘭や、庭の水仙をボトルに挿して、JRで……。
母の施設に着いたら、すでに入院の準備が済んでいました。
(この施設には、何度も入院のお世話をして頂き……。)
そして今回は、日赤まで送って下さるという……。ボクはいつも、施設に頼りっきりで……、本当に申し訳ないです。
母を、施設の車に乗せる頃、雨は大粒に……。
走り出した車窓の、散り始めた桜を眺めながら、母といろいろ話しました。
そのうち、左足のガンが痛み出しましたが、
右隣に座るボクに寄りかかって体重を移したら
すぐ楽になって、母は眠ってしまいました。
雲は厚く、空は暗くなる一方で、風・雨とも嵐の様に!
前を走る車の水しぶきが、強風に吹き飛び、ワイパーは忙しく動き……。
でも、施設を出て30分、日赤に着く頃には、雨も止み……、
やがて晴れてくれました


病室は最上階、トイレ・シャワーつきの個室でした。
(ここは建て替えてから、まだ1年も経ちません。)
母は、「空が見える!」
「残月が見える!!」と、
大喜びでした。
病室の巨大な窓から、石巻駅の方をズーム。(旧・北上川の河口への流れも見え……。)
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午後になり、ずっと付き添って下さる施設長と一緒に、
母の病歴・現状を看護師に説明、医師からは入院計画を聞く。
「この痛み方でしたら、明後日にも退院できますよ。下手に薬を変えない方が……。」と、担当医。
(ハッ?!) 肝臓ガンよりも、昔の乳ガンが坐骨に転移したか……など、長時間の説明を受けた結果、
「今まで使った座薬は、痛みを抑えると同時に潰瘍も作り、大出血もあります。弱い麻薬系の飲み薬に替えましょう……。」
ということに。(これまで、簡単に母の痛みを取っていた薬が、そんなに怖いモノだとは知らず、驚く!)
休日なのに朝から付き合って下さった施設長に、お礼を述べて別れました。
母の欲しがる小物を買って渡し、JRに間に合う時間にタクシーを拾いました。
ボクは駅前に出てから遅い昼食を摂り、駅のホームに入って時刻表を確認したら……、
なんと、目的の列車は、次だったのです


(このところ、ボケを連発……。)

駅員の許可で改札を出て、再び街へ。
母の病院へも行けず、
駅前アーケード(シャッター街)を抜けて
旧・北上川へ……。
病院は、この上流にあります。

河口に近い大きな中州に、巨大なUFOが着陸


……では無く、「石ノ森萬画館」です。
出来て年月が経ちますが、まだボクは入っていません。
石巻市には、両親の入院・通院でしか来ませんから。
今は、「ゲゲゲの鬼太郎展」を開催中。

ボクの帰宅は、夜6時半近くに……。
4月27日(金)、次の日も日赤へ……
入院初日の夜には、決まって母が錯乱するので、
いつ病院から電話が来るかと思いつつ朝を迎え、
母が見たがった八重咲き水仙を庭から手折り、JRに揺られ……。

昨夜は、とても落ち着いていたとのことで、まずは安心。

巨大な窓の左がわ半分に花を飾って……、昼の列車で帰宅。

長い話にお付き合い下さり、感謝いたします。
母の不運、いやボクの無力さこそを、残したかった……。